英語学習を始めた際に、様々な悩みを抱くことがあると思います。
皆さんが抱えるであろう悩みの中で、今回は“モチベーション”についてお話したいと思います。
皆さんはこういう経験をしたことがありませんか?
- 「勉強を始めたての頃はちゃんとできていたのに、気づいたら勉強しなくなっていた…」
- 「英語を学習に対するモチベーションがどんどん低下していく…」
モチベーションを維持しながら勉強を続けることってホントに難しいです!
特に社会人の場合は、仕事の兼ね合いもあったり…、お休みの日はゆっくりしたい…。そうこうしている間に、学習に対する意欲がどんどん下がっていく。
モチベーションを上げる方法は多く存在しており、私自身も色々試してきました。その中でも個人的に最もモチベーションの維持・向上に効果的だった方法を紹介します。
それは、「目的や目標をもって行動する」ということです。
目的・目標をもって行動をすることで、自分が何のために頑張っているのか明確にすることができ、モチベーションを維持し勉強を継続することができます。
目次
◎モチベーションを維持することの重要性
1.そもそもモチベーションとは?
「モチベーション」とは何を意味するのか知っていますか?
調べてみると以下の意味があるそうです。
①動機を与えること。動機づけ。
②物事を行うにあたっての、意欲・やる気。
まあ、イメージ通りの意味だと思いませんか?
私も初めはそう思っていました。しかし、ふとある疑問が思い浮かびました。
「モチベーションとやる気って本当に同じ意味なのか?」
2.モチベーションとやる気って一緒?
勉強だけに限らす仕事でもそうですが、「やる気がなくて…」「モチベーションが全然なくて…」と言うことありませんか?。自分はめっちゃ言っちゃいます笑!
そうなると「モチベーション」と「やる気」は同じ意味になりそうだなと思いませんか?
「やる気」について調べてみると、「進んで物事をなしとげようとする気持ち」とあります。
意味的にはほとんど同じに見えますが、1点大きな違いがあります。
それは、「モチベーション」には「動機付け」という意味が含まれている点です。
そこに「モチベーション」と「やる気」の大きな違いがあると思います。
3.「動機付け」が重要なの?
「動機付け」とは「目標や目的などのある要因によって行動し、達成するまで保持し推進するための、心理的なプロセスや機能」を意味しています。
いまいちピンと来ないかもしれませんが私なりに解釈すると、「目標・目的に向かって行動するエネルギーを生み出すこと」ということになるのかなと思いました。
このことから私はモチベーションを維持・向上させるためには目標・目的を意識して行動することが大切だと考えました。
◎目標・目的を意識した行動
1.目標と目的とは?
まずは「目標」と「目的」の違いを説明しておきます
☆目標:目的を達成するために、具体的に設定される目印や指標
☆目的:最終的に達成したいこと
イメージにすると下の図のような感じ
<具体例>
目的:健康な生活を送る
目標:週に3回ジムに通う、毎日7時間以上の睡眠をとる、バランスのとれた食事をする
いくつかの目標を経て、最終到達点である目的を達成する!
2.目標や目的を意識しないと…
先ほど目標や目的を意識して行動することが重要だとお伝えしました。
それでは意識していないとどうなるのでしょう?
中には意識しなくてもうまくいく人もいるでしょうが、ほとんどの人は思ったような結果が残せないと思います。実際に私がそうでした。
私自身、大学時代に初めてTOEICの受験した際に良い点数を取れなかった経験があります。結果が良くなかった原因を振り返ると、この目標・目的が曖昧だったために意識した行動ができなかったことが影響していると思います。
当時の自分は「とりあえず就職に有利らしいしTOEIC受けとくか」といった軽いノリで受験を決めました。
軽いノリだからなのか目的は漠然としており、特に目標を立てることなくただただ過ごしていました。しかし、しだいに勉強する時間は減少、大学生あるあるですがバイトや遊ぶことに夢中になってしまい、最終的にはほとんど勉強しなくなっていました。
その結果、TOEIC初受験の結果はいまいちでした。
試験結果が届いて思うように点数が取れていなかったことを受け止め、何がダメだったか振り返った際に、目標・目的の設定がうまくできていなかったことに気が付きました。
2か月後に再受験することを決め、まずは目的・目標の設定から始めました。
自分の場合は、下記のように目的・目標を設定しました。
☆目的:友人にTOEICの点数で勝つ!
※なぜこのような目的になったかというと、友達と受験することになり点数低いほうが焼肉をおごるという話になったからです笑
☆目標
①毎日最低1時間はTOEICの勉強をする
②1日1回はリスニング対策をする
③英語長文の問題を1日1題は解く
2か月後の試験に向けて、設定した目標を毎日こなし、以前とは比べ物にならないほど勉強していました。そして試験当日、最初に受けた時よりもスイスイ解くことができ、前よりも手応えがあったため点数は上がっていると確信していました。
後日結果を確認すると、最初に受けた時よりも150点も点数が上がっていたのでした!
(補足ですが友人との勝負には負けてしまったため焼肉をおごりました笑)
友人に勝つという目的は達成できなかったものの、目的というゴールが見えているおかげで日々頑張ることができました。
また目的が明確だからこそ、達成するためには何が必要なのかを分析することで細かな目標設定をすることでき、日々の勉強をこなすことができました。
3.具体性を持たせる
目標や目的を持って行動することが大事なのは伝わったかと思います。
そこからさらに行動をよくする方法があります。それは目的や目標を具体的にすることです。曖昧な目的・目標、大学時代の私のように「とりあえずいい企業に就職できればいいな~」といったようなものです。もちろんないよりはマシですが、より具体的なもののほうが、自分が何を頑張るべきかイメージしやすくなります。目的の例として挙げると・・・
いい企業に就職する
有名な外資系企業に就職する
目的を「有名な外資系企業に就職する」とすると目標の設定がしやすくなります。
目標を例示すると・・・
目標① 海外留学をして英語圏の生活を経験する
目標② TOEICで900点を取得する
⇒900点取るためのより細かな目標設定も可能!
例えば、リスニング力向上のために英語ニュースを視聴する、速読力を上げるために多読し素早く内容を把握する、etc…
まとめ
このように目的を具体的にすることで、設定するべき目標も具体性を帯びやすくなります。
みなさんも「私は何のために英語の勉強を始めたのか?」と問い直すことで、もう一度目的と向き合うことができ、今の自分にとって必要なものは何なのか理解することができるでしょう。
目的・目標を意識し行動することでモチベーションの維持、向上が可能となり、きっと学習がはかどります!
①モチベーションを維持・向上のためには目的と目標を意識することが大事!
②目的と目標はより具体的に設定しよう!